ソース・オブ・ダークネス

暗い、闇の底のその地下に、無数の蠢き囁く者たちがいる事はすでに常識だ。
彼らは絶えず、上の上のそのまた上に住む、心に鈍い重石をつけ、分厚い覆いを被せた醜い生き物達に焦がれるあまり、いつかすり替わってやろうとニタリと笑いながらすごしている。
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蠢き囁くものたちは、通常地下室の一番暗い闇から現れて、エレベーターがある空間から地上に上っていく。

エレベーターはそもそも、動くのが苦手なものが頻繁に使うので、すり替わりやすいのだろう。


数年前、捜査の為にエレベーター内部で過ごしていた時期に、とある者が

「昭和52年代に造られたエレベーターが、一番心地がよい」と、

ゲシャゲシャと何か食べ残しを食べているような音で笑いながら教えてくれた。
フランスあたりの奴等が煩く出しゃばったこの年は、各地で不作が続いたそうだ。

ガラスがふんだんに使われたエレベーターには、身体をピリピリと焦がす結界のようなものがあるから好んでそれを使うものはいないそうだ。

確かに、駅構内に造られるエレベーターを見れば、その対策の効果が見られる。
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by nmeg | 2008-03-21 12:02 | 漆黒  

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